フリーマントルは、パース市内から約20kmの、電車で40分の港町。美しい海に囲まれた、良く保存されたコロニアルな建物が並ぶ街です。「19世紀の面影が残る港町」として、映画撮影でもよく使われるそうです。かわいい建物をながめながら散歩したり、おしゃれなカフェやマイクロ・ブリューワリーでのんびりしたり、マーケットで地元の雑貨や青果物を物色すれば、あっという間に1日が過ぎます。少し急ぎ足で回る場合でも、半日あれば大丈夫。小さい街なので、おしゃれな通りもマーケットも、ちゃんと回ることができます。
まずは入植時代から残る見所を回る
実は、この港町で入植がはじまったのは、1829年。オーストラリアの歴史に興味があるなら、交易や移民に関する展示が豊富な西オーストラリア海洋博物館、西豪初の民事刑務所・監獄であるラウンドハウス、ユネスコの世界遺産に登録されているフリーマントル刑務所を、街歩きのコースに組み入れてみてください。ちなみに、ラウンドハウスからは、通りいっぱいに描かれたストリート・アートを見ることができます(2018年現在)。
街の真ん中のフリーマントル・タウンホールは、街の真ん中に位置するビクトリア様式の建物。何度かのメインテナンスを経ても、19世紀の建築様式を残し、今でも結婚式やコンサートが催されるそうです。
マーケットで地元の料理や雑貨に出会う
フリーマントルの名物のひとつは、金・土・日だけに開催される「フリーマントル・マーケット」。1830年代の建物が今も利用されていて、雰囲気満点。日用品や青果物を買い出しする地元の人や、おしゃれな雑貨やお土産を求める観光客でにぎわいます。マーケット内だけでなく、マーケットの前で週末に繰り広げられる大道芸のレベルはなかなかのもの。1日中、道行く人の歓声を浴びています。
見所を回ったら、あとは街をのんびり散策
博物館や刑務所、マーケットやおしゃれなカフェが並ぶカプチーノ通りなどの見どころを抑えた後は、気が向くままに街を散策してみてください。コロニアルな素敵な建物はもちろんのこと、通りに並ぶ家々にほどこされたちょっとした可愛いデザインが目を楽しませてくれます。