シンガポールの国民的料理、チキンライス。国民的料理なだけけに、島内のどこにでもお店があるし、ハズレることがほとんどない料理。だからと言って、チキンライスならどのお店でもいいよって訳ではなく、シンガポールに住む人にはそれぞれお気に入りのお店があります。この国に住んで7年半になる私にもお気に入りのお店が幾つかあって、今日おすすめするのはこちらのお店。
ロイキー・ベスト・チキンライス(Loy Kee Best Chicken Rice)、通称「ロイキー」。ローカル料理の名店が並ぶバレスチア通りにあります。シンガポールを訪れる友人に美味しいチキンライスのお店を聞かれたら、必ずと言っていいほどここをお勧めしてます。「ロイキー・スペシャル・セット」という定食セットを頼めば、チキンライスによく合う恒例副菜がついてきて、さらに小皿を追加で注文しても、お会計はたったの10ドル程度。
チキンライスのフルコース!
まず、ここの鶏肉は、柔らかくてジューシーで生姜がしっかりきいていて感動ものです。お店の説明によるとフレーバーや保存添加物は一切使用していないとのこと。突き合わせで出てくるキャベツ・スープと炊き込みご飯には、チキンの出汁がしっかり染込んでいます。さらに、オイスターソースがかかったチンゲン菜が添えられて、以上が定食セット。私のおすすめは、さらに味付け煮卵をトッピングすること。これでお腹いっぱいです。
美味しいチキンライスに欠かせないのがソース。多くのチキンライスのお店では、生姜ソースとチリ・ソースがテーブルに置いてあります。ツウな使い方があるようで、シンガポールに来て7年半になる私でも、地元の友人とチキンライスのお店に行くとソースの使い方を訓諭されます。どうやら未だツウとはみなされていないらしい。話を元に戻して、このお店では3つのソースが出されます。ダーク・ソイ・ソース(甘めの醤油的な味)、生姜ソースと大蒜チリ・ソースの3つです。基本的に、生姜ソースか大蒜チリ・ソースのいずれかをベースにして、お好みでダーク・ソイ・ソースを混ぜます。
ご存知の通り、チキンライスには蒸したものとローストしたものの2種類があります。ガイドブックではおしなべて蒸しチキンライスが紹介されますが、地元ではロースト・チキンライスも同じくらい好まれます。ちなみに、我が家では私が蒸し派、彼がロースト派です。
さらにお腹に隙間があれば、おすすめの小皿。
定食セットと味付け煮卵で、おそらくお腹いっぱいになると思うのですが、まだ余裕があるなら、おすすめなのは揚げ雲吞。内臓系がいける口なら、ポン酢的な味付けの鶏の砂肝もおすすめです。
チキンライスでお腹を満たした後は、ローカルな雰囲気満載のバレスチア通りを散策しながら、地ビールを出すブリューワリー「スターカー」にはしごするのがおススメです。スターカーの紹介はこちら。
Loy Kee Best Chicken Rice: 342 Balestier Rd, Singapore 329774
アクセス:近くにMRTの駅はないので、タクシーで行くのがおススメ。どのタクシー・ドライバーもこの場所は知っているはず!オーチャードから10分、他のシティエリアからなら15-20分。