イジェン山は、コバルトブルーの火口湖と、その脇から吹き出る噴煙の絶景で知られる、インドネシア・東ジャワの人気の旅行先の一つです。火口湖から噴き出すのは硫黄ガスで、夜の暗い中で青い炎のように見えることから「ブルー・ファイヤー」と言われています。
真夜中のプチ・ハイクでブルー・ファイヤーを見る
実は、Arukoにとってこれは2度目のイジェン山(正確には、登るのは3度目)。前回に仕事で来た時には「ブルー・ファイヤー」を見られる深夜に登ることができなかったので、今回は真っ暗なうちにハイキングを開始。クレーターの中で「ブルー・ファイヤー」を見た後は、頂上で日の出を待ちます。(夜明け前は予想以上に冷えるので、風をよけるジャケットや手袋をもっていくことをおすすめます!)
紅色に染まる朝もやの向こうに、重なる山々の稜線。
朝日が昇ると、徐々に周りの景色が赤く染まります。だんだん景色が見えてくると、常にたちこめる硫黄ガスのために火口湖周辺の木々の背丈は低いことに気づきます。
日の出後の火口湖
陽がすっかり昇った後の、火口湖の景色。湖面は、高酸性のためあざやかなエメラルド・ブルー。硫黄ガスの噴火口周辺が黄色いのは、冷えて固まった硫黄。これは、地元の労働者が採取して山のふもとまで運び、彼らの収入となっています。
下山中の眼下に広がる景色。イジェン山が、東ジャワの多くの火山のひとつなんだ気づかせてくれる景色です。
行き方:多くの旅行者はブロモ山の後か前にイジェン山に訪れます。ブロモ山とイジェン山の間は、車で約4-5時間。
頂上まで登るのにかかる時間:登山ルートの傾斜はきついですが(標高1,900mから2,799m)、距離は1.3kmと短くて、体力があるなら片道40分、ゆっくり歩いて1時間半くらい。
旅のキーワード:ハイキング(初級~中級)、活火山、火口湖