スリランカといえば、文化三角地帯や国立公園など内陸部の観光スポットのイメージが強いですが、西海岸から南端を経て東海岸まで続く美しいビーチも有名です。内陸部でアウトドア三昧の合間またはその後に、紺碧色のインド海を眺めながらのんびり過ごすのにぴったりです。私たちが泊まったのは、サマン・ヴィラスというブティック・ホテル。西海岸のベントータ・ビーチの岬にあって、敷地の3面が海に囲まれています。
ホテルの南北にビーチが続いていて、隣のホテルのビーチまで行って帰ってくるというのが定番の散歩のようでした。水着を来たカップルが、波打ち際を裸足でゆっくり歩いているのに混じって、私たちも毎日、午前と夕方にビーチをのんびり散歩しました。夕方には、オレンジ色のビーチが夕陽に照らされてさらに黄金色になります。
ローカルとコロニアルな雰囲気のホテル
ホテルのスタッフは、いつも丁寧で笑顔。私たちが泊まった時は、宿泊客の多くがヨーロッパの年配のカップルで、ホテルのどこにいても静かでした。夕食時のレストランでは、波の音に囲まれているためか、いい具合に自分たちのテーブルだけの声が耳に届いて、静かな時間を過ごせました。
部屋は、チーク材と白い漆喰の壁を組み合わせたデザイン。スリランカのテイストが強すぎない程度に取り入れられていて落ち着いた雰囲気でした。
朝食はヘルシーでフレッシュ。地元のトロピカル・フルーツと自家製ヨーグルト。
私たちがとても気に入ったのが朝食。新鮮なフレッシュジュースとフルーツ・プレートから始まって、焼立てのパンが続きます。特に美味しかったのがパッションフルーツのフレッシュジュース(右下)。その後にメイン料理。穀物とナッツのヨーグルト和えは、クリーミーな自家製ヨーグルトと、火を通したやわらかい穀物の組み合わせが意外と合って、連日これを注文しました。
かわいいお客さん
海と緑に囲まれたホテルでは、動物をあちこちで見かけました。こちらは、昼下がりのビールのおつまみを見事ゲットしたお客さん。