アンナプルナでのトレッキングはそれ自体とても素晴らしかったのですが、もうひとつ楽しかったのは道中の食事。ハイキング大国のネパールは、途上国とはいえ登山者が快適に過ごせるための環境が整っています。よくメインテナンスされたトレイル、手軽にポーターを雇えること、そして食事も例外ではありませんでした。道中で食べた料理の全てが美味しかったです!もしローカル料理好きの人なら、エナジーバーを大量に持って行く必要はありません!私たちは事前にエナジーバーをいくつか購入したのですが、結局手をつけませんでした。この記事では3日間のトレッキング中の山ごはんを紹介。
街にあるベーシックなネパール料理はたいてい食べられます。
ネパールのベーシックなご飯といえば、ダルバート。ご飯と、スパイスたっぷりの豆スープ、ダル、カレーと幾つかの副菜がついたネパールの定食です。私たちが食事したほとんど全ての場所にありました。
もう一つのネパール料理の定番はモモ。モモも道中にありました。1泊目のロッジの看板娘の18番料理がモモと聞いて、お願いしたら嬉しそうに用意してくれました。
チベットスタイルの朝食もありました。普段なら躊躇する揚げパンも、登山中にはためらいなく注文!ふわっふわでした。
ネパールでしばらく過ごすと、たまに飲みたくなるのが国産のラム「ククリXXX」。街で飲む時はだいたいコーラで割りますが、登山中は凍える体を温めるためもっぱらお湯割りでした。コーラで割ってた時は気づかなかったけど、お湯で割るといい香りが引き立ちます。
スタンダードなメニューの一歩先をいくサプライズなメニュー
ダルバートは日本でいう定食的な家庭料理なので、ご飯に添えられる副菜は地域や民族やレストランごとに違います。今回のトレッキングで特にお気に入りだったのが、ほうれん草のような青菜。苦味があって歯ごたえがあって美味しい!毎回お代わりしました。
後は、ゴレパニで出された漬物も最高でした。太めの切り干し大根を、チリや大蒜で味付け。ポリポリした歯ごたえ、噛むごとに増す大根の甘みで、お箸が止まらない。
道中、甘いものもたくさんありました。ローカルのスナックはもちろんのこと、ゴレパニのランチではアップル・パイがあって思わず注文。出されたのは、カルツォーネかと思うほど巨大なパイ。ガイドさんとポーターさんと4人がかりで完食。
トレッキングの〆は、スペシャルなダルバート
最後に、3日間のトレッキングが終わった後にガイドさんが連れて行ってくれたランチも最高でした。私がものすごく盛り上がったのは、デュロ。デュロというのは、雑穀でつくったいわゆる「すいとん」。私が「ネパールで仕事をしてた時にデュロが大好きだった」という話をガイドさんが覚えていてくれて、事前にデュロを注文してくれていたのでした!
こちらがそのレストランのダルバート。ご飯の代わりにデュロが添えられてます。
デュロは、一口サイズにちぎって、カレーと一緒に食べます。ここのデュロにはそば粉が使われていたようで、噛めば噛むほどそばと雑穀の味がしました。