アンナプルナでの3日間登山の最終日。1日目にキムチェ(1700m)から歩き始めてタダパニ(2720m)泊、2日目はゴレパニ(2860m)に泊まり、今日は下山する日です。
プーンヒルで日の出
3日目は暁に起きて、日の出を見るためにプーンヒルに向かいました。ゴレパニからプーンヒルまでは、のんびり歩いて1時間弱。
アンナプルナの登山シーズンとしては終わりの頃なので、登山者の数はそれほどでもなかったですが、クリスマスの日だったので、赤や緑のニットやトナカイの角をかぶった人たちがたくさんいて、ちょっとしたお祭りムードでした。
そんなお祭りムードなトレッカーも、朝日が昇り始めると、刻々と変わる景色を見つめます。みんなで固唾を飲んで見つめながら一体感が生まれます。
朝日が演出する景色は、あっという間に終わります。朝日が昇ると、雪山はいつもの美しい白雪と青空のコントラスに戻ります。
3日目のトレイルは快適で、ひたすら下り坂
プーンヒルで朝日を迎えた後、ロッジに戻って朝食。ロッジを出たのは9時半でした。
たぶん、私たちのガイドさんはもっと早い時間に出発したかったみたいですが。ロッジの窓から見えるアンナプルナの雪山の景色が美しくて名残惜しくて、いつもよりのんびり朝食をとったのでした。
3日目は、とにかく下り坂。いくつかの村を抜け、そのうちの一つバンタンティ(2220m)で一休み。
村には人の暮らしが垣間見れる景色が広がっています。頭上には、ドライフラワーやスパイスを吊るした紐を、よく見かけました。
3日のトレッキングの終わり。そして現地スタイルのランチ!
トレッキングの最後の難所は、ウレリ(2120m)からヒレ(1520m)までのこれでもかと続く階段でした。この階段を、もし反対のルートで登らなくちゃいけなかったら、即効でめげて、身体的にきつ過ぎただろうなと思います。永遠に続く階段でした。
ヒレに着いた後、民家レストランでダル・バートのランチ。
私がものすごく盛り上がったのは、デュロ。デュロというのは、雑穀でつくったいわゆる「すいとん」。私が「ネパールで仕事をしてた時にデュロが大好きだった」という話をガイドさんが覚えていてくれて、事前にデュロを注文してくれていたのでした!すごく懐かしくて美味しいランチでした。
写真の左下にあるのがデュロ。一口サイズにちぎって、カレーと一緒に食べます。楽しかった3日間のトレッキングの〆に大好きなデュロを食べることができて本当に幸せでした。
私たちが歩いた3日間のルート
アンナプルナを3日間で歩くというのは典型的なコースではないようですが、ある代理店が5日間のルートのハイライトを切り出して3日間のルートにしてくれました。素晴らしいルートでした。ルートの詳細は、こちらのページで。