ポカラからいける3日間のトレッキングコースを探す
私たちが住む国シンガポールの12月はあっという間に終わります。インターナショナル・スクールに子どもを通わせてる人や欧米人は12月半ばにはクリスマス休暇でいなくなり、欧米系のパートナー会社の人も同じだから、12月になると仕事はほとんど進まない。なので、アジア人も便乗して早めに年末休みに入る。
うちらも毎年そのパターンなのだけど、今年は計画するのに出遅れてしまい、気づいたら12月になっていて、さぁどうしましょって話したその週末に、ネパールのアンナプルナで登山することに決定。
結構なスピードで行き先が決まり、次はルート探し。3日間のルートを探すも、アンナプルナの初級・中級コースの多くは日帰りか4-5日間。でもラッキーなことに、問い合わせた幾つかの代理店のうちの一つが、5日間ルートを3日間に短縮したルートを提案してくれました。行くまでは短縮ルートで満喫できるのかな?と不安でしたが、実際には素晴らしいルートでした!
ポカラから車で3時間の地点からスタート
1日目は、4WDのトヨタでポカラを8時過ぎに出て、スタート地点のキムチェ(1700m)。空が澄み切っていて気持ちいい晴れの日。最後の1時間の道は荒くて、4WDに感謝。5日間ルートを3日間に短縮した際に、切り落とされたパートだったと思われます。
11時半頃にキムチェから歩き始めて、しばらくは渓谷の中を歩きました。道沿いに流れる川のせせらぎの音が気持ちいい。
この辺りはグルン族の村が点在していて、きれいな段々畑が彼らのマメさを物語っています。1時過ぎ、フィッシュテイル、アンナプルナの南側、そしてHiunchuliを一望できる村でランチ。
ランチ後は、森の中へ
ランチ後のルートは、少し傾斜が出てきました。でも、穏やかな天気で空気がからっとしているので、汗をかいてもすぐに乾く感じ。ルートの所々にティー・ハウスがあります。そのうちの一つで私たちも一休みしました。
さらに進むと、亜熱帯な森に入ります。木々の間からフィッシュテイルとアンナプルナが見えました。
タダパニに到着。そして1泊目の夜。
1日目は5時間くらい歩いて4時少し前にタダパニ(2630m)に到着。フィッシュテイルの全貌を眺めながら夕暮れまでのんびり。
寒い山中の夜のお供
タダパニでの夜は、マイナス5度。かなり寒かったです。ロッジに泊まっている全員がダイニング・エリアに集まって、一つのストーブを囲んでだらだらしました。
マイナス5度の中でシャワーを浴びるのはクレージーと分かりつつ、シャワーを浴びてから寝たいなーなんて思いシャワー室へ。有り難いことにちゃんとお湯が出ましたが、頭のあたりでは熱いお湯が、足元にたどり着くときにはめちゃめちゃ冷たい。身体は、熱さと冷たさをのどっちを感じたらいいんでしょうか?と混乱。シャワー後に体を拭き終わった頃には体は冷え切って、震えながらロッジに戻りました。
シャワー後には、ネパール・ブランドのラム(ククリXXX)のお湯割りで体を温めました。
私たちが歩いた3日間のルート
1日目(5時間):キムチェ(1700m)→ ガンドルン(1950m)でランチ → タダパニ(2720m)。タダパニ泊。
2日目(6.5時間): タダパニ → デオラリ(3100m) → ゴレパニ(2860m)。ゴレパニでランチをとったあと、プーンヒル(3200m)まで往復して日の入りを見る。ゴレパニ泊。
3日目(5.5時間):明け方にプーンヒルまで往復して日の出を見る。ゴレパニで朝食後、バンタンティ(2220m)→ ヒレ(1520m)。