ハロー、カトマンズ! 8年ぶりで17回目に来たカトマンズ盆地。20代で初めて大きいプロジェクトを任せてもらって、5年間に渡って相当な時間を過ごした街。たくさんの人に出会って、一緒に仕事をして、いろんなことを学んだのがネパールのカトマンズ盆地でした。当時、仕事で盆地の隅々まで歩いたので、どこに行っても懐かしく思う景色があるのですが、まず行きたかったのがボダナート。
祈りの空気で満たされた場所
ボダナートは、5世紀に建てられたストゥーパが原型で、多くのチベット人がネパールに逃れた1960年以降、チベット仏教信仰の中心。一日中、真っ白なストゥーパの周りを祈りながら歩く人、地に体を投げ出して祈りを捧げる人でいっぱいです。ガイドブックやブログで「祈りの場所」と紹介されるように、ここには祈りの空気が広がっています。かつてカトマンズ盆地に長期滞在していた時は、週末の朝にここに来て、祈りの空気の中をぶらぶら歩いたり、ベンチに座ってぼぉーっとして静かな時間を過ごすのが好きでした。
あちこちに捧げられたお祈りのサイン
お祈りに来てる人たちと一緒にボダナートの周りを何度も回っていると、あちこちに祈りのサインがあることに気づきます。重なりあうベルや、何重にもくくられた布。
何千回、何万回もお祈りされて、丸くなって色がついた神様。
バターランプ。お祈りする人が来ては、ひとつひとつと取り上げていくので、ランプを点ける仕事が終わることはありません。こんな一つ一つの風景を見ていると、あっという間に時間が経つ場所です。
アクセス:カトマンズの中心地(タメルなど)からタクシーで20-30分。
過ごす時間:1時間+
旅のキーワード:ストゥーパ、ネワール仏教、チベット仏教、ユネスコ世界遺産