祝日が重なった三連休の週末、シンガポールからインドネシアはスマトラのトバ湖周辺へ弾丸旅行。私たちのガイドブックには、トバ湖はインドネシア旅行のハイライトの一つと書かれているものの、シンガポールに住む知人の中で行ったことがある人はゼロ。インドネシア出身の同僚にですら「何しに行くの?」と言われました。実際に彼は正しくて、特に観光地としてめぼしいモノは多くはありませんでした。でも、自然が素晴らしくて自然三昧の三連休になりました。
トバ湖の周りをドライブ
トバ湖は世界でも最大級のカルデラ湖。周りを一周するだけで数日かかるくらいの大きさ。私たちは、湖の東側を湖畔沿いにドライブしながらいくつかのハイライトに立ち寄りました。車の窓の外には、プランテーション、湖畔、崖や丘など緑の景色が流れます。
トバ湖は青く輝いていて、向こうに見える山と空との境が曖昧なほど。
このエリアではお茶やコーヒーのプランテーションがさかん。こちらはオーガニックの緑茶。いい香り。
アンチエイジングにいいと言われるホワイトティー。しかもオーガニック。高かったので買うのを躊躇したのですが、あとで後悔。
インドネシアはシナモンの産地としても知られます。こちらはシナモンの並木道。
トバ湖の北では、活火山のシバヤッ山を遠くにのぞめます。この日の噴煙の量は少なめだそうです。
トバ湖の新鮮な魚介料理!
食事はどれも素晴らしかったです。特に美味しかったのは白身魚とロブスター。
朝もやにつつまれる静かなトバ湖
2日目は、湖の北に宿泊。旅行中は朝寝坊を楽しむ私たちですが、この日は早起きして朝もやに包まれるトバ湖を見ました。
サモシール島でカルチャー・ウォーク
トバ湖周辺でカルチャー的に面白かったのは、バタック文化。パラパッからフェリーに乗ってサモシール島へ渡り、トゥットゥッ周辺で伝統的な家屋や王家の墓などを見て回りました。
バタックスタイルの家屋。
トカゲや女性の胸のシンボルがあちこちに。繁栄の象徴と思われます。
王族の墓の上の像。なんとなくインドネシアの他の地域との違いを感じます。「千と千尋の神隠し」にでてくるキャラクターみたい。
こちらは博物館に展示されていた彫り物。この豊かなで爆発的な想像力!宇宙船かなぁ。ジブリのアニメに出てきそう。
ローカル建築の教会
この地域の教会も必見です。バタックの建築様式を見事に取り入れています。
以上が、トバ湖周辺で過ごした2泊3日の弾丸旅行です。確かに、インドネシア出身の同僚が言うように何かすごいものがある場所ではないかもしれない。でも、自然三昧のよき週末でした。
アクセス:トバ湖は、インドネシア・スマトラのクアラナム空港から車で5-6時間。急ぎ足の旅行の場合は、空港から現地の移動も含めて車とドライバーをセットで借り切るのがおすすめです。
旅のキーワード:自然、火山湖、プランテーション、シバヤッ山、バタック文化