
世界で人が住む場所なら何処にでもあるのが、市場。市場には、その土地の生活を垣間見れるモノ・コトであふれてます。マーケットが大好きな私たちは、知らない野菜や果物を見つけた時はもちろん、普段食べてる野菜のサイズや色が違うだけで「おぉー」って盛り上がれます。私たちがタジキスタンの第2の都市ホジャンドで1日過ごした時、長い時間を過ごしたのも市場でした。

タジキスタンはホジャンドのパイシャンバ市場は、ホジャンド・モスクの目の前にあります。モスクの前にある広場では、地元の人がおしゃべりしたり、野菜や果物やパンの屋台が商売をしています。でも、市場の建物の中に入ると、一気に市場の雰囲気がぐっとあがります。建物自体は、ソビエトや中央アジアの建築スタイルでした。
中央アジアの食卓に欠かせない食材
建物の中は、中央の通路で大きく2つに分かれていて、片方には野菜や肉などの生鮮食品が、もう片方にはスパイスや穀物のお店が並びます。中央通路には、中央アジアの食卓で必ず出されるナンのお店が並んでいました。この市場では、お店の人たちが「何処から来たの?写真撮ってってー」って積極的に声をかけてきます。


これはドライ・チーズ。この地域では、家のリビングに必ず置いてあるスナックなんだそうです。ものすごく硬いです。そしてものすごくしょっぱい。私には小さいやつですら食べ切れませんでした。

野菜ゾーンで1番スペースが割かれているのは、ディル。日本では味付けや香り付けで使われることが多いですが、この地域ではがっつりサラダとして食べます。ほぼ毎回の食卓で、どっさりとディルが盛られたお皿が出されます。これが本当に美味しくて、旅行中はディルをどれだけ食べたことか!

ラム肉も中央アジア料理には欠かせない食材。買い物客は、丸ごと陳列された肉のどの部位が欲しいかを伝えて、その場でノコギリのような道具で切り出してもらいます。肉の横には、牛脂ならぬ羊脂(?)も売られてます。ラム料理のあのリッチな味と香りはこの脂の塊から来てたのかー!こんな脂の塊を見ると、旅行中の自分のお腹の肉が気になってきます。


めずらしい食材に出会う
初めて見た食材がこれ。一見、黄色いゴーヤ?ですが、ザクロの一種だそうです。味見させてくれました。確かに味はザクロでした。


このクリスタルなバーは、中央アジアの旅行中によく見かけました。砂糖だそうです。結晶状態で売られてます。多くの場合は白色か薄い黄色ですが、この市場ではオレンジ色。お店のオーナー曰く、これはレモン味の砂糖で、オレンジ色はそのレモンの色なんだそうです。

最後に、中央アジアの旅行中に何度も買ってしまったもの、蜂蜜です。全くクセがないピュアな味なのです!毎回、お店の人が色んなのを味見させてくれるうちに欲しくなってしまい、ちょいちょい買っていたら、旅行中に合計で2kg購入してました。

アクセス:ホジャンド市内。歴史博物館から車で10-15分。
過ごす時間:0.5-1時間
旅のキーワード: マーケット、市場