ウェーブロックは、波の形をした奇岩。西オーストラリアの見どころの一つに必ず挙げられる観光地です。パースからウェーブロックまでの道中の景色も素晴らしいので、1日かけて行く価値ありです。
ウェーブロックまでの道中の景色も見ごたえあり
ウェーブロックまでの道中、車窓の外には白帯びた大地が広がっていました。バス・ドライバーによると、このWheatbeltと呼ばれるこの地域は、もともと海底にあったため土壌が塩分を多く含む一方で、川がないために土壌が流出することなく水分だけが蒸発するために、地表の塩分の濃度が高くなるとのこと。一見すると枯れ果てた大地のようなのですが、目をこらすと様々な植生があることに気づきます。
ウェーブロックの他にも見どころがあります!
ウェーブロックは、高さ15mで長さ約110m。波のような形は、雨や風に浸食された結果。岩を彩る茶色と灰色は、藻とそれに繁殖する菌に由来するそうです。この硬い岩がこの波の形と模様になるのに何百万年の月日がかかるそうです。
ウェーブロックを登ると広がる景色がこちら。切れ間なく続く岩の表面。ウェーブロックが一つの岩だということが分かります。
同じ公園内には、面白い形をした岩がいくつかあります。そのうちの1つは「カバのあくび」という名前がつけられた岩。
最後に、現地でギムレットと呼ばれる木を紹介。西オーストラリアの乾燥地帯でよく見られる木で、幹がつるっつるでオレンジ色をしています。夕方になるとこのオレンジ色がさらに鮮やかに輝くのがとても美しくて、何度もシャッターを切りました。