2015年にスリランカを訪れてから、ずっとゴール(ガレ)に行かなかったことを悔やんでいました。その時の日程では、古代遺跡がある内陸部を中心に回ると、島の最南端にあるゴールまでたどり着けないということで諦めたのでした。でも今回の週末旅行でやっと行くことができました。
ゴールは、素敵なかわいい街でした。美しい青緑の海に囲まれて、スリランカの他の観光地とは違う雰囲気があります。ポルトガルが入植する前からアジアの重要な港町として栄えて、16世紀以降にポルトガル、オランダと英国による植民地時代を経たという背景ゆえ、街並みにはいろいろなカルチャーが重なり合っています。
で、行って分かったのですが、1日あれば十分楽しめる街です。この記事では、ゴールのおすすめの過ごし方を紹介します。
ゴールでおすすめの3つのコト
この小さな旧市街でおすすめの3つのコト。ひとつ目は、あざやかな青と緑の海沿いに続く要塞の上を、のんびり散歩すること。
ふたつ目は、かわいいコロニアルな建物がある旧市街の散策。
最後に、もし時間があれば博物館へ。植民地時代以前からこの街にもたらされた民芸品や贅沢品を目の前にすると、遠い昔にいろいろな国から集まった人々でにぎわうコスモポリタンな街の様子が目に浮かびます。
いろんなカルチャーが重なった旧市街の街並み
旧市街を歩くと、様々なカルチャーに影響を受けた建物が混在することに気づきます。ヨーロッパ風の建物から、東南アジア風の建物、あざやかな色使いのモノから、シックなモノトーンの建物もあります。
教会の様式もさまざま
スリランカの他の地域と違って、ゴールには教会とモスクが多くあります。その教会やモスクのデザインは、明らかに他のカルチャーの影響を受けています。
写真は、ネオ・バロック様式のカトリック大聖堂と、ゴールで最古のオランダ人によって建てられたプロテスタント教会。
こちらはメーラ・モスク。ピュアなイスラム建築とは違ったデザインです。
ローキーだけど、おすすめの博物館
街の片隅にある「ヒストリカル・マンション博物館」。私営の博物館で、この街で取引されたモノや船から引き揚げられたものが所狭しと並んでいます。世界中からの人とモノで溢れていたこの街は、さぞエキサイティングな場所だったんだろうなぁと想像が膨らみます。
アクセス:首都コロンボから車で3時間強(119km)、ベントータからは約2時間(56km)。
過ごす時間:早足で回るなら半日。見どころをゆっくり回るなら1日。
旅のキーワード:コロニアル・タウン、旧市街、要塞、ユネスコ世界遺産