山歩きが好きな我が家では、子どもが歩く前から「子どもとどこを歩くか」をよく話していて、青森県の奥入瀬渓流は、その”山歩きリスト”に入っていました。
初秋の奥入瀬渓流は、期待通り、初秋色の木々から差し込むやわらかい光と渓流の音に囲まれた、歩きやすくて気持ちがいい散策路でした。あいにくこの日の子どもの乗り気度はイマイチで、ベビーキャリーに乗っている時間が長かったのですが、平坦で整備された散策路は、ご機嫌さえよければ難なくたくさん歩けそうでした。
子どもと歩いた奥入瀬渓谷
歩いたルート:石ケ戸→三乱の流れ(引き返し)→石ケ戸→阿修羅の流れ→九十九島→雲井の滝(引き返し)→石ケ戸。
所要時間:2時間弱。途中、休憩1回。
子どもの年齢:1歳8か月
この頃の子どもの歩くペース:大人の4分の1(10cmの段差なら一人で上り下りできて、20cmになると手を繋ぐか手すりなどにつかまって上る。)
子どもが歩いた距離:散策ルートの3分の1
子どもにとっての歩きやすさ:★★★★★
その日の子どもの乗り気度:★★★☆☆
石ヶ戸から出発
石ヶ戸バス停のあたりに車を停めて、休憩所の階段を降りるとすぐに散策路に出ます。私たちはまず三乱の流れに向かって歩きました。
散策路は落ち葉に覆われていてやわらかくて、平坦で、子どもはしばしご機嫌で歩きます。
三乱の流れでひと遊び
石ヶ戸から約25分で三乱の流れに到着。
子どもはこの辺りで歩くのに飽きて、渓流のほとりにたまった落ち葉を両手で持ち上げて頭上でばぁーっとぶちまけるという遊びに熱を入れてました。
落ち葉遊びをひとしきり楽しんだら、三乱の流れをあとにして、もう一度石ヶ戸へ向かいます。
が、一度歩くのに飽きた子どもの足はなかなか前に進まず、石ヶ戸の手前でおやつタイム。おやつは、休憩所で買った地元のミニイチゴ。山歩きで新鮮なイチゴを食べられるなんて贅沢!
石ヶ戸から阿修羅の流れ、そして雲井の滝まで
石ヶ戸を過ぎてから阿修羅の流れまで、葉っぱを拾ったり、虫を見つけて観察しながら歩いたものの、とうとう「おんぶ!」というリクエスト。ベビーキャリーにのせて、大人のペースで歩きます。
奥入瀬渓流は、とにかく景色が美しい。水の流れは、おだやかだったり激しかったり。水の色は、日差しの色や流れの速さで少しずつ違う。ブナの白い木肌と葉のコントラストで、林の景色は華やか。どの景色を切り取ってもきれいな写真になりそうでした。
雲井の滝に着いたら、そろそろお昼寝モード。引き続きベビーキャリーにのせて、石ヶ戸まで引き返しました。
奥入瀬渓流は、美しい景色と川の流れの音で、気持ちいい散策路でした。子どもが大きくなったら、今度はフルコースを歩きたいと思いました。